松本人志「不良品」発言:「生まれつきの悪人」は存在するのか

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松本人志「不良品」発言は、余計ではあったが……

川崎通り魔事件の犯人を「生まれついての不良品」という主旨の発言をして物議を醸しました。

「不良品」発言は、良い悪いの前に意味がない

まず松本の発言そのものについてですが、これってこの文脈で、そしてこの時間の中で放つにはあまりに不用意ではあったんですよ。「不良品同士で(殺し合いを)やってほしい」という話に繋がるんですが、これも全く現実味のない、無意味な発言なんですよね。

おそらく松本の頭の中には「サイコパスは生まれつき」ということがあったのだろうと思います。私もそうだろうなと思いますが、学術的にはまだ断言できるレベルの話ではないんですよね。

仮に、生まれついてのサイコパス脳というのがあったとしても、それを無条件に「悪」とか「反社会性」というものに結び付けることができるかどうかという問題もあります。そもそもサイコパスの定義に「反社会性」が含まれてたりして、ちょっとややこしいんですがね。

松本発言に反発する人々は、ここぞとばかりに「優生思想だ!」と批判します。優生思想とは、育てるに相応しい遺伝子のみを残そうという考え方で、ヒトラーがこの思想を基に無茶苦茶やったおかげでイメージは最悪になりました。ま、元々良いイメージの漂うものではありませんが。

でも「発達障害」は生まれつきですよね?

しかしですね、最近よく聞く「発達障害」という言葉が使われる文脈って、「生まれつきなんだからしょうがないじゃない」という趣旨なんですよ。誤解を恐れず分かりやすい言葉を使うなら、昔であれば「バカ」「マヌケ」「ノロマ」「怠け者」と片付けられていた人間の知能や性格が、実は生まれつきの脳の性質によって「識字障害」「学習障害」「注意欠陥障害」という形になって表れるという認識になってきたわけです。私の子供時分には、少なくとも一般的に認知される概念ではありませんでしたが、今ならおそらく私もそう診断されるひとりでしょう。

つまり、あちらで「生まれつきで決めつけることにヒトラーの名前を出してまで反発する」けど、こちらでは「生まれつきなんだからしょうがないじゃない」というダブルスタンダードが生じてるわけですよ。おそらく、同じ人物の同じ口から、この2つが発せられていることも多いと思われます。

サイコパスも発達障害も簡単に扱える問題じゃない

私の言いたいことは、松本発言は、「不良品同士でやってくれ」というのは物凄くその気持ちは分かるものの、テレビでの発言としては不用意で、しかも現実的な解決策が提起されていないという点で全く意味がないということ。そして、それに反発する側も「生まれながらの悪なんていない」みたいな安直な理屈は、意外とその流れ弾に当たっちゃう人がいるかもよ、ということです。例えば、知的障害者が体だけ成長して悪気なく女性職員に性的暴行を働いてしまうみたいなケースをどう捉えれば良いのか、そんな簡単な話ではないはずなんですよ。

アスペルガーが治療できるなら…

それはそうと、先日の岡田斗司夫ゼミで『ひとの気持ちが聴こえたら 私のアスペルガー治療記』という本が紹介されていました。治療不可能と思われていたアスペルガー症候群が、ある電磁波を当てることによって治療できることが分かり、それによって世界が変わった人のお話です。

この治療法も完ぺきではなく、「有効期限」があるとのこと。ただし、何度やっても効果はあるらしいので、続けることでアスペルガー障害がない人間として生活し続けることができるようです。

アスペルガーが治るとするとですね、他の障害だって時間の問題で多分なんとかなると思いますよ。少し遠い未来の話をするなら、脳の一部が欠損していたって、その代替部品ができるなんてことも考えられます。

そうなると、今度は人間の個性とは何ぞやみたいな問題が出てくるでしょうけどね。

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