「犬のしつけに主従関係は要らない!」という妄言。

2019年2月8日

犬との「主従関係」について。

人間が犬をしつけし、健全な形で共生するにあたって、「主従関係」を形成することは必須であると一般にはよく言われます。

しかしこの「主従関係」という言葉が独り歩きして、いろいろと勘違いされているところもあります。その勘違いにも立場の違う複数のパターンがあります。

 

まずは、主従関係は必要!という立場の勘違い。

これは、「犬を自分より前に歩かせてはいけない」「人間が食べる前に犬に食事を与えてはいけない」といったもの。これらは全く必要のない行動ですが、過去にも書いていますので置いときます。

ここで触れたいのは、「犬に主従関係など必要ない!」派の勘違いです。

わたしがパックリーダー論を否定するワケ|犬と笑えば http://mattari-dog.com/packleader/

このサイトは、パックリーダー論を否定する愛犬家の論説です。

パックリーダー論とは、明確なリーダーを設定し、リーダーとして振る舞うことによって犬をしつけるという手法のこと。それに対し、ブログ筆者さんは、「犬は対等な存在で上も下もない」という論理をベースに反対論を展開されています。

では、ひとつひとつ突っ込んでいきましょう。

 

「イヌはオオカミのネオテニーであり、大人のオオカミを基準とした社会感覚形成は不適当である」

ネオテニーとは、元々の種が本来持っている各器官の機能や性格が未成熟なまま繁殖可能になる状態のこと。早い話、子供のままセックスして子孫を作ることができる状態。

あ、ここからはいちいち断りませんが、要旨を抜粋しています。

これに関しては「極論」としか言いようがありません。ネオテニーだから成体オオカミの性質を持たないというのは「程度問題」であって、それがどの部分にどのくらいの度合いで残っているかは細かな検証が必要です。これが論理として通用するなら「ネオテニーだから」で全ては片付いてしまいます。

 

「イヌはヒトを同種とみていない」

趣旨はともかくとして、この文言だけは同意見と言って良いかもしれません。
私がよく言うのは、
「犬を家族として迎えるな、自分が犬のボスとして赴任するつもりで犬を飼いなさい」
というものです。
飼い犬がトラブルを起こした時に、「うちの犬はおとなしくて良い子なのになぜ」なんていう飼い主は、犬を家族にしてしまっているがゆえに犬のことを理解できていないのです。

 

 

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Posted by shorice